中野さん取材レポ03

おはようございます。

さかな君みたいな声&喋り方だと思われてる事が多い
新潟の魔法の名刺屋です。

(実際には声が低くてイメージ壊してすみません。笑)




さて本題。

買取店「こやし屋」を東京と大阪で4店舗経営しておられる中野さんの取材レポ。
本日は最終話になります。

> タンスの肥やしに再び活躍の機会を
> 買取専門店「こやし屋」

> 来るだけでも楽しめるお店を心がけ
> 駒込店(東京)HP
> 巣鴨地蔵通店(東京)HP
> なんば店(大阪)HP
> 天六店(大阪)HP




わたし:

なかのさん、なかのさん、
せっかくなので買取屋さんの舞台裏をお聞きしたいのですが、

ブランド品とか貴金属って偽物があったりしますでしょ。コピー品を掴まされた事って無いのでしょうか?






中野さん:

幸いな事にウチでは今のところ1度も無いですね。
研修も受けていますし、最新情報も入ってきますし、検査の道具や機械も導入してますし、こやし屋では本部に画像を送ればすぐに真贋判定もして貰えるので二重三重にチェック出来る体制が整ってますので。

でもコピー品は偽物業者とのイタチごっこなんですよ。メーカー側が対策しても、すぐにそれに対応してきたりするので。最新のヴィトンはICチップが埋め込まれているので、流石にICチップまでは真似して来ないだろうと言われてましたが、ICチップ入りのコピー品が登場したやに聞いております。




わたし:

凄い話だなぁ。
コピー会社はその開発力を良い独自商品づくりに活かせばいいのにと思いますよね(笑)

鑑定した結果「偽物・コピー品」と判断された場合はどうされているのですか?






中野さん:

「偽物なので買い取れません」などと言うと怒り出してしまわれる方もおられますので、「これは弊社の基準を満たせなかったのでお取り扱いができません」とやんわりお断りしています。ウチ基準のマナーですね。

偽物をワザと持ち込んで来る人の事を業界では「打ち込み」と呼ぶのですが、ウチにも打ち込みが来た事がありまして、ロレックスの時計でしたが色々と質問してると段々と最初に言われてた事と辻褄の合わないあやふやな事を言われたりされるんですよ。更に質問するとシドロモドロでアワアワしだしたりして。こういったお客様との会話のキャッチボールも真贋判定の大きな判断材料になります。

ウチもギリギリ回避した経験が何度もあるのでずっと気を張ってないといけませんよね。




わたし:

なんだか探偵さんみたいですね!

偽物じゃ無いけど買い取りを断ったモノとかは?






中野さん:

動物の剥製とかは動物愛護法の観点から流通させられないのでお断りしています。この亀の剥製は買い取れなかったのですがお客様が『目のあるものを自分では処分出来ないので、無料で良いから引き取ってくれ』と言われるので、駒込店のディスプレイとして置かせてもらってます。

ウチでは買い取らずに引き取って卸せない物は店内のディスプレイにするか、ワゴンに載せて「0円で持って行っていいよ」って外に置いてます。結構減りますよ。

そういや以前に鹿の首を持って来られた方も居ました。ヨーロッパのお金持ちの家にありそうな壁からニョキっと突き出して飾る鹿の首。それは流石に引き取れないのでお持ち帰り頂きましたが(笑)




わたし:

鹿の首ってドラマや映画でしか見た事ない(笑)

ところで、今は経営に集中しておられるとの事でしたが、中野さんはもう店頭には立たない?






中野さん:

新しいお店をオープンさせる時は僕もヘルプでお店に立つと思いますよ。
今でも関東のお店であれば鑑定士としてバリバリやれる自信はあります。でも、僕が関東出身ということもあり、関西のお店でやるときは少し違う緊張感ありますね。言語やカルチャーの差がありますから。郷に入っては郷に従えが大事ですね。

大阪では何か買うときも『値下げの文化』がありますから、一般のお客様でも滅茶苦茶駆け引きが上手いんですよ。

『アッチのお店ではいくらって言うてたで!』
『いやいや、もうちょっと何とかならへんか??』
『お兄ちゃん、また何か持ってくるから!!高くしてーや!』

って、全員がゴリゴリのやり手営業マン並みの値段交渉がスタンダードです(笑)
なかなか手強いですよ!(笑)




わたし:

そりゃ大変だ(笑)






中野さん:

怒られてしまったかな?と思うような言葉を掛けられて「すみません」なんて謝ったりすると、あちら様はボケのつもりで言われていて『突っ込まんかい! 兄ちゃんオモロないな!』って言われてしまいます(笑)

とは言いつつも、僕はそんな大阪で商売を始めて、騙されたり、稼いだり、いろんな経験をして商売の修行時代は全て大阪ですから、やっぱり大阪の方とのお話しはとても楽しいです!

手強いのは確かですが、一度信頼して頂けると本当に心暖かい方達ばかりなんです。商売人同士の助け合い精神も強いです。そんな大阪が好きだから、関東だけでなく関西でも店舗展開してます♪ 大阪の方のお店を任せてる社員さんは生粋の関西人ですし、ちゃんと対応出来ておりますよ。




名刺屋:

面白いですね〜。

大阪の人ってみんな吉本芸人みたいに話芸が出来て面白い人ばかりのイメージですが、正にイメージ通りの感じ。私は絶対に太刀打ちできないな(笑)


いやぁ~色々なお話が聞けて楽しかったです。
それでは私は新潟に戻って中野さんのお名刺のデザインを急ぎお作りしますので楽しみにお待ちください。本日は取材させて頂きありがとうございました☆




あ、そうそう、

ちなみに私は新潟県人ですが…


















日本酒が飲めなくて、スキーもスノボも出来ません(笑)




(中野さん取材レポ、おしまい^^)