Googleマップで検索上位(トップ3以内)で表示されるには、どうしたら良いでしょうか。
✅ この記事で分かること
- Google検索のマップ表示とは
- MEO対策とは
- Googleマップでの成功事例
- Googleマップ対策が必要な事業者
- Google社のスタンス
- 優良店・優良会社の判断基準
- 自社のGoogleマップ情報を管理・更新するには?
- Googleマップに自社の情報を載せられない事業者
- ビジネスプロフィールって何?
✅ この記事を書いた人
新潟の魔法の名刺屋 佐藤 たかあき
営業〜現場までこなす自営業さん向けに売れる名刺を全国対応で作成するフリーランスの広告デザイナー。特に個人・小規模の塗装店・屋根工事店の職人社長さん達からの支持が厚く、名刺だけでなくチラシや看板・ホームページ等の作成も数多くお引き受けしています。販促に関するセミナーを全国12都県の商工会・商工会議所様などで述べ133回講演。中小企業庁「ミラサポ」販促専門家登録(平成28年~令和2年)
Google検索のマップ表示とは
まずは実際にユーザーとして使ってみましょう
例えばGoogleで「新潟市中央区 給湯器交換」と検索しますと上の画像のような感じで依頼可能な範囲にある専門店・専門会社トップ3が地図と併せて示されます。これがGoogle検索のマップ情報です。検索者からするととても参考になる情報となりますので、ココに表示して貰えるのは事業者(店舗・会社)側にとってメリットが非常に大きいと言えます。
3位以下の事業者(店舗・会社)は画面の下にある「その他の場所を表示する→」をクリック・タップする事で表示されますが、なるべくトップ3に食い込んで1画面目に表示される方が有利である事は想像に難くありませんよね。
MEO対策とはGoogleマップ対策と同意語です。
MEO対策は「エム・イー・オー対策」と読みまして、
- Map(マップ)
- Engine(エンジン)
- Optimization(オプティマイゼーション)
の頭文字を繋げた略語です。日本語に訳すと「地図エンジン最適化」となり、つまりは「Googleマップでの検索上位を目指す取り組み」という意味になります。
Googleマップの効果は多くの事業者さんから耳にします
飲食店さんは勿論の事ですが、お客様宅に出向く工事・作業サービス事業者さんでも顕著であり、当事務所のクライアントであるハウスクリーニング店さんや塗装会社さん等から『最近はよくGoogleマップを見たという人からの問合せが多い。Googleマップからの集客効果は無視出来ない。』という話をよく聞きます。他にも関東から新潟の田舎の方に車で遊びに来た旅行者さんが『この辺りで新潟産コシヒカリをお土産に買って帰れる場所は無いか?』とGoogle検索して、オススメとして表示された農家さん(当事務所のお客様)に電話を掛けて直接買って帰ったなんていう事も起こっています。このように今は地域での情報をGoogleで検索する人が多く、そこで露出する事は多くのチャンスを呼び込む事になるのです。
来店して貰う・訪問するなど、地域でご商売されている事業者はGoogleマップ対策をすべきです
御社が表示されるかどうか、試しに「地域名 + 業種名(サービス名)」でGoogle検索されてみて下さい。
地図情報の1画面目(3位以内)に表示されましたでしょうか? 表示されたなら第一関門突破。表示されない場合は対策が必要という事になります。
1画面目(3位以内)に表示されたという方、今度は事業所(店舗・会社)から4~5キロ程度離れた場所で再度検索されてみて下さい。それだと1画面目(3位以内)に表示されないかもしれませんね。
何故そのような違いが起こるかと申しますと、それは検索者の物理的な場所も順位(ランキング)付けの基準の1つになっているからです。
ですので、事業所(店舗・会社)内または近くで検索すれば1画面目(3位以内)に表示されるけれど、事業所から離れた場所で検索すると上位3位から陥落してしまう事があるのです。これが第二関門。
飲食店さんのような業態であれば、店舗の周辺だけで3位以内にランキングされれば充分ですが、「給湯器交換」のような営業範囲が広域に渡るご商売の場合は少し離れた場所で検索されても1画面目(3位以内)に表示されたいですよね。それは「努力次第で出来る」と言われています。それこそが Googleマップ対策なのです。
Google社はスタンスとして『優良なお店・会社を優先的にユーザーに提示したい』と考えています
それはユーザーが検索結果に満足してくれないと、今後はGoogleを使ってお店・会社探しをしてくれなくなる恐れがある為です。Google社は広告が主な収入源ですので、Google検索の利用者が減ってしまうのは死活問題。今はSNS等も発達し、探す方法は他にいくらでもあります。その中でGoogle検索を選んで貰う為に、Google社も真剣に地図情報の品質向上に取り組んでいるという背景があります。
Google地図情報の評価基準は大別すると3つ
Googleマップ(Googleビジネスプロフィール)には様々な情報を入力する項目がありますが、特に以下の3つの項目を重視していると言われています。
- 近いこと
- クチコミ投稿の数と星評価の平均値
- 商品情報の充実度
- 最新情報の更新頻度
「1.近いこと」、これは全ての検索者の近くに引っ越さない限り実現できません。つまり対策は何も出来ません。しかしながら②〜④は対策ができる項目です。本記事ではこの②〜④の対策について詳しく解説していきます。
まずは自店・自社のGoogleマップ情報を自分で管理・更新できる状態かどうかを確認する
Googleにログインした状態で、Googleにて自店・自社の名称で検索して頂き、上のような管理画面が表示されていればOKです。
出ていないという方は「自店・自社のGoogleマップの管理権限を持っていない」という事ですので、管理するための「オーナー権限」を得る必要があります。
自分で登録した覚えも無いのに自店・自社の情報がGoogleマップ上に存在する事がよくあります。これはGoogleの方でネット上の情報から自動で判断して勝手に作成しているようです。既にあるマップ情報を無視して新たにマップ情報を作りますと2つのマップ情報が併存してややこしい事になります。既に自店・自社のマップ情報が存在する場合は、既にあるマップ情報に対してオーナー確認の手続きをして「オーナー権限」を得るようにしましょう。
> ビジネスプロフィールのオーナー権限をリクエストする
Googleマップに自社の情報を載せられるのは店舗と会社だけ
拠点住所での営業実態が無い事業者さんの場合はGoogleマップに自社の情報を掲載する事が出来ません。例えば「自宅を拠点住所として設定しているけれど、来客などは無く、もっぱら仕事は出向いて対応する事がほぼ100%の個人保険屋さん等」はコレに当たります。
ビジネスプロフィールとはGoogleマップに載せる情報の事です
Googleマップ対策に取り組み始めると「ビジネスプロフィール」という言葉を目にするようになるかと思います。Googleマップ情報の事をGoogleでは「ビジネスプロフィール」と呼んでいます。ですので「Googleのビジネスプロフィール」と聞いたらGoogleマップの情報の事であるとご認識ください。
クチコミ投稿数、星評価の平均値を上げるには?
クチコミ投稿数や星評価の平均値が高いとGoogleの評価が高まる
これは良い商品やサービスを提供してお客様に喜んで頂くしかありません。基本的にはお客様が自発的な意思で『良いお店・会社だった』とクチコミを書き込んで下さるのを待つしかありませんが、「よろしければGoogleマップにクチコミを投稿して頂けると嬉しいです」と口頭で促すのはまぁ良いでしょう。
お客様にクチコミ投稿を促す際に、お礼として割引やプレゼント等をしてはいけません
Google社は『クチコミ投稿はあくまでユーザーの自発的意思によって書かれるべきもの』と考えています。ですのでクチコミ投稿に対して何らかのインセンティブ(特典)を設けている事がGoogle社に露見しますと、バン(削除)されてしまいます。該当するクチコミだけが削除されるのではなくアカウントごと消される事になりますので、これまでコツコツと集めてきたクチコミ投稿なども全て消されてパァになってしまいます。実際にバンされてしまった会社さんを身近でも知っていますので、これは都市伝説でも何でもない本当の事です。
「Googleマップのクチコミ投稿はあくまでユーザーの自発的意思によって書かれるべきもの」
これを大前提とされて下さい。促す場合は軽くお願いするだけにして、特典などは絶対に設けないようにしましょう。
待つだけ、軽く促すだけ、これではクチコミ投稿は中々増えて行かないのが現実であったりします
そこでオススメなのが、貴方のお仲間さんやお取引先さんのお店・会社のGoogleマップに対し、アナタから先にクチコミ投稿を入れてあげる事です。貴方のクチコミ投稿に気付いたお仲間さんやお取引先さんが、返礼として今度はアナタのGoogleマップにクチコミ投稿を入れてくれる事が期待できます。
投稿して頂いたクチコミに対しては必ず返信するのがマナー
相手に言わせっぱなしになっていると閲覧者に対して尊大な印象を与えてしまいます。返信が入っていると見た目にも心温まる感じがして非常に好印象です。加えてクチコミを投稿してくれた人にも返信の通知が届きますので、投稿者に更なる好印象を与える事となり、親密度が益々増す事は想像に難くないでしょう。
クチコミ返信もGoogleマップ対策になります
クチコミ投稿に対する返信を書く場合には「給湯器交換」など、狙っているキーワードを文中に含めるようにして書くと効果的です。「新潟市中央区 給湯器交換」と検索された際に、そのワードが情報内に含まれていることは順位付けでプラス評価になると言われております。
残念ながら悪いクチコミ(悪評)を書かれてしまう事はあり得ます
こういうのは非常に困りますよね。これを恐れてGoogleマップに消極的になる事業者さんも居るほどです。しかしながら、明らかな営業妨害・嫌がらせの類であれば、Googleに削除申請する事ができます。
> Googleのビジネスプロフィールからクチコミを削除する
ご満足頂けなかった結果としてのクレームであった場合、これは甘んじて受け入れるしかありません。
しかしながら、クレーム投稿をそのままにしておくのは非常に感じが悪いです。例え納得できないクレームであったとしても、丁寧にお詫びの返信を書き込みましょう。お詫びの返信を読んだ投稿者がその内容に納得して、悪いクチコミを自ら削除・取り下げてくれる事があり得ます。
たとえ削除して貰えなかったとしても、お詫びの返信が入っていれば第三者からは『誠実そうなお店屋さん・会社さんだな』と思えますし、クレームのダメージはいくらか軽減できます。
以上がクチコミ投稿の増やし方と注意点でした。
商品情報を充実させるには?
商品情報が充実しているとGoogleの評価が高まります
これは簡単な話で、全て自分・自社で対応できます。飲食店さんや物販店舗さんであればメニューや商品を載せれば良いだけです。沢山あればあるほど評価が高くなるようです。単に名称と金額だけを載せるのではなく、それぞれの特徴なども併せて書いておくと良いでしょう。
モノを売っているワケではない、そんな無形サービスのご商売の方であっても商品情報の充実度は重要
例えば行政書士事務所さんであれば取扱サービスを1つ1つ丁寧に、漏れなく掲載されると良いでしょう。
- 遺言書の作成
- 相続のお手続き
- 営業許認可の取得
- 車庫証明の取得
- 刀剣の登録 など
> 写真AC
サービス情報が充実しているとGoogleの評価が高まります
サービス情報は物販店・飲食店ではない無形サービス事業者用の対応メニューを掲載する項目になります。無形サービス事業者は対応メニューを漏れなく載せましょう(商品情報と内容が被っても問題はありません)。閲覧者にとって見易く分かり易くなるよう、カテゴリ毎にスッキリ整理して掲載されるようにして下さいね。尚、サービス情報の項目には写真を載せる事は出来ません。無形サービス事業者がわざわざ「商品情報」にも対応メニューを載せるのは、ビジュアルでも対応サービスを訴求するのが大きな目的となります。
以上が商品情報・サービス情報についてでした。
最新情報を定期的に更新するには?
最新情報が定期的に更新されているとGoogleの評価が高まります
これも簡単な話で、全て自分・自社で対応できます。最新情報とは主に何かイベントを実施される際などに活用する項目です。お店・会社から何かお客様にお知らせしたい事がある時などは、Googleマップ(ビジネスプロフィール)にも情報を投稿されると良いでしょう。
以下に「お客様へのお知らせ」の主な例を挙げておきます。
- イベント情報
- お盆や年末年始休業の告知
- 臨時休業や営業時間変更のご案内
- 新商品や新サービスの紹介
- TV出演の予告 などなど
特に何もお知らせが無かったとしても、最新情報は更新(投稿)しましょう
最新情報はブログやSNSのような使い方も出来ますので、「お店・会社での出来事」や「最新事例」などを投稿されると良いでしょう。
以下に「お店・会社での出来事」の主な例を挙げておきます。
- 社内イベント(お花見、忘年会など)レポート
- 働き方改革やエコ活動の取り組み
- 新メニュー、サービス開発の途中経過
- 新スタッフさんの紹介
- 人材採用の途中経過
- 新しくなった設備や備品、道具の紹介
- 古くから使っている設備や備品、道具の紹介
- 常連さんのご紹介 などなど
最新情報は少なくとも週に1回は投稿すると良い
Googleは週に1回程度Googleマップ上の情報を(自動で)巡回して収集しているようです。つまり毎週毎週コンテンツが増えているお店・会社は「優良である」との評価に繋がり易いとの事です。
以上が最新情報についてでした。
これやると最悪アカウント削除です
自社の屋号に検索キーワードを後付けで盛り込むのはダメです
例えばパソコン修理を手掛ける「エース商会」というお店があるとします。店名はあくまで「エース商会」であるにも関わらず、Googleマップ上での店名は「新潟のパソコン修理専門店エース商会」で登録すると言う事です。当事務所で言えば「美写紋堂」が正式名称であるにも関わらず「名刺デザインの美写紋堂」と登録するという事になります。これがダメなのです。
パソコン修理の依頼先を探す人は「パソコン修理 新潟市」と検索する事が考えられますので、検索キーワードが店名に含まれているお店は「検索者の希望と完全に一致するお店」と言う事となり、検索結果で上位に表示される可能性が非常に高くなります。しかしながら Googleは…
Googleマップ上で検索対策の為の屋号加工は認めていません
あくまでも税務署に届け出ている屋号(事業所名)で登録する事がガイドラインで定められています。とは言え、Googleには「新潟のパソコン修理専門店エース商会」が本来の屋号(事業所名)なのかどうかは判断が出来ない為、事業者がGoogleに登録してきた屋号をそのまま掲載しているのが実態です。
しかしながらGoogleはコレ認めているワケではありません。ですのでGoogleに露見しますと、そのアカウントはGoogle社を欺く悪質な事業者と判断され、ペナルティとして良くて「警告」、普通で「アカウント表示の停止」、最悪のケースではバン(アカウント削除)される事となります。バンされますとこれまで長年かけて集めてきた大切な財産であるクチコミ投稿なども全て消されてしまうのです。
以上が絶対にやってはイケナイGoogleマップ対策の禁じ手でした
本記事はこれでおしまいです。
Googleマップでの上位表示も大事だけど、ホームページの方も上位表示されていれば盤石ですよね。
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