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美写紋堂 代表 佐藤たかあき(通称:魔法の名刺屋)
新潟市の自営デザイナー(48歳)。群馬県高崎市生まれ、新潟県長岡市育ち、新潟デザイン専門学校卒。新潟商工会議所会員。2000年に独立するも07年、不況で仕事が激減。実家の靴小売店の倒産も重なり販売促進を学び直し、受注獲得の為に工夫した自身の名刺が評判を呼び名刺専門に。顧客は宮城〜沖縄に及び、お面をかぶる営業スタイルも話題となり「NSTスマイルスタジアム」など地元TVや新聞等にも度々登場。顧客企業の販促支援も手掛ける傍ら、自ら実践し成果を上げたお金を掛けない販促手法をセミナー形式で全国12都県、2700名超の受講者に伝え「分かり易く具体的で実践的」と好評を頂いております。
事業所名 |
美写紋堂(びしゃもんどう) ※「魔法の名刺屋」はキャッチフレーズです |
事業形態 | 個人事業主(青色申告)インボイス登録済み |
事業主 | 佐藤 公昭(さとう たかあき) |
所在地 | 〒950-0914 新潟県新潟市中央区紫竹山4-7-26 |
連絡先 | 電話番号は非公表です |
公式HP | https://www.bishamondo.com |
Eメール | sato★bishamondo.com(★→@) |
定休日 | 土曜・日曜・祝祭日・GW・お盆・年末年始 |
営業時間 | 9時~17時 |
取扱業務 | 販促物作成、アドバイス、セミナー講演、教材販売など |
価 格 | サイトに掲載の通り |
支払方法 | 銀行振込 もしくは 現金払い |
別途費用 | 銀行振込手数料 |
専用口座 |
第四北越銀行(ダイシホクエツギンコウ) 新崎支店(ニイザキシテン) 普通預金 1133681 美写紋堂 佐藤 公昭(ビシャモンドウ サトウ タカアキ) |
情報取扱 | お客様情報は、業務としてのデザイン作成やお客様とのコミュニケーション以外に使用する事はいたしません。情報は細心の注意を払って管理し、外部への漏洩や事故が起らぬ様、取り組んでおります。 |
こんなトコまで読みに来てくれたんですね。私の事を気に掛けて頂きありがとうございます。ここでは私(魔法の名刺屋)が名刺作りに取組むようになった経緯を書かせて頂きます。少々長いですので覚悟してお読み下さいね。
新潟県第2の都市「長岡市」の出身、実家は100年以上続く靴の小売店でして、私は次男だったものですから実家の事はほっといて好きな事しようと新潟市のデザイン専門学校に進学。卒業後はそのまま新潟市に居着きまして、印刷関係や看板関係の会社さんを数社渡り歩き、2000年12月に看板専門のデザイン事務所を1人で始めました(今でも1人でやっています)。
看板専門のデザイン屋って珍しいでしょ。何故そんな仕事が成立っていたのかと言いますと、2000年当時、看板業界には社内に専門でデザインスタッフを抱える会社はほぼナシ、でも必要性は感じてる…そんな看板屋さん向けに、「わざわざ自社でスタッフ育てなくても私がデザインのみ引き受けますよ。」といういスタイルで業務をスタートしました。
つまり下請け専門。
最初こそドロ臭い飛び込み営業してましたけど、私のサービスは的を得ていたようで、看板屋さんからジワジワ支持を頂きましてね、半年程で軌道に乗り、結構人気者だったのですよ。営業せんでもワンサと仕事が舞い込んでまして、お金はウハウハ、結婚して子供も産まれて、イケイケで自宅兼事務所を新築したりして、かなり調子に乗っておりました。
そんな時に大事件勃発! 2006年に「大店法」「建築基準法」の相次ぐ改正がありまして…
こりゃぁイカン…何とかせんと…と、ここから少しずつ勉強するようになりまして、様々なセミナーにドキドキしながら顔出すようになったのですが、その中の1つに広告名人の方のセミナーがありましてね。
『自分が言いたい事では無くお客様が知りたい事を伝えるのが広告のコツ。』
こんな話を聞かせて頂きまして、倒産した実家の靴屋の看板を見て、思い当たる事が…
「SHOES SHOP SATO」「佐藤靴店」これだけ。スッキリして体裁悪くない看板ですよね。でも果たして集客に結びついていたのだろうか? ウチの靴屋さんって、どんなお店だったと思います? それは…
「男女問わず年配者さん向けに、ちょっとお高めだけど、履き心地も良く、健康にも気を遣ってて、長持ちする靴を、気持ち良い接客で販売する店。」というお店屋さんなのでした。
でもこの事って看板含め外観で伝わってますかね?お店の関係者や常連さんならいざ知らず、知らない人から見れば…
『どんな靴があるのかな? 入って場違いだったらやだな。ぼったくりではないだろうけど、いくらくらいの値段なのかな? 店員さんはしつこくないかな? 入ってすぐ出るのも悪いよなぁ…。』
って、これじゃ不安で入りたくても入れない。聞けば覗き込んでる人は結構いたらしい。だったら声掛けすれば良かったじゃない。でも声掛けってイヤがられる事もある。だったら、それを看板が肩代わりすれば良いじゃないかと。
『男女問わず年配者さん向けに、ちょっとお高めだけど履き心地も良く、健康にも気を遣ってて、長持ちする靴を提供する店。しつこい接客はいたしません。他店でお求めになった靴でも、喜んで修理を承ります。ご入店はお気軽に。』
少々長いですがこう書いてあれば、まだ入れますよね。興味ある人なら。
『自分が言いたい事では無くお客様が知りたい事を伝えるのが広告のコツ。』
この事じゃないの。良質の素材を使った高級感ある見栄えの良い看板だけれど、なんにも伝わってなかったんですね。
気付いた事がもう1つ。それは私自身もこういう看板ばかり企画してた。正直に言うと私が看板手掛けたお店の数々は8割方もう無い(爆)看板のせいばかりじゃないでしょうが、明らかに撤退の一翼を担ってる。「うわぁ、私は何て事をやっていたんだ…」と無茶苦茶反省したんですよ。ここから方向転換が始まりまして…
「下請けはもうヤメ!」
「直取引で魔法の看板作ってお店屋さんを繁盛させよう!」
と、大それた事を決心。
具体的に何から始めたかと言いますと、飛び込み営業までする度胸は無かったので、異業種交流会とかセミナーに行って、そこで出会う商店主さん・事業主さん達に私の話を聞いてもらおう。ってな具合。考えさえ理解してもらえれば仕事なんてまたいくらでも貰える。何せ看板替えりゃ売上アップするんだから頼まない方がどうかしてる。と思い上がって出掛けて行くと…
いきなりつまづいた…(汗)
だ~れも私に興味持ってくれないし、その事を話すチャンスもくれないのね。これは困った… 何でだ… と自分の名刺をマジマジ眺めると…
屋号と氏名と連絡先だけ。 なんじゃこりゃ!
これは今にして思えばなんですけど、「あなたのお店の看板、ウチの実家みたいになってません?そんなんじゃ興味持ち様も無いし怖いから、お客さんなんて来るハズありませんよ。」と訴えようとしている私の名刺が、実家の看板と同じだったんですよね(苦笑)
この名刺を貰った人の反応と言えば・・・
「デザインさん? あぁそう。」(終了~。)
「この書体いいね。」(終了~。)
一番ヒドかったのが、
「ウチは知り合いのデザイナーいるから。」
って私が何か言う前からシャットアウト。この時点で自分の名刺が、実家の看板と同じになってるって事にまだ気付いてない私。
でも閃いた。
実際、人付き合い得意じゃないし、口下手だし、どうせ興味を持って貰えなくて話も聞いて貰えないなら、私の言いたい事は全部名刺に書いておけば良いんじゃないの? そうだ、そうだ、そうしよう!
で、ジャーン! はたらく名刺®︎の第1号が完成。
【オモテ面】二つ折りタイプで、看板みたいに立てられるようになっていました
【ウラ面】後頭部のイラストに脳内メーカーの結果を入れてました^^
【中折り面】私の看板に対する考えを、これでもかと書き込んでいます。
反応は明らかに変わりましたね。皆さん興味深く見てくださるし、話も聞いて貰えるようになりました。
「看板は用事無いけど、私にもこういう名刺作ってよ。」
と言ってくださる方が現れるようになり…
「あなたの様な人を探してる人はいるよ。頑張って。」
なんて言葉を掛けてくれる人までいたりしまして、どう言葉を返して良いかわからず困った事まもありました。
ひょっとして、こういう名刺って他の人も欲しいのかな? 名刺も看板みたいなものだし、私のやりたい事とも本質は合致する。結構喜ばれるんじゃなかろうか?
これが名刺を事業にしたキッカケ。ここから更に何か気付きがある度にバージョンアップさせて行き、「写真を多用し取材した上で作成する」そんな今のスタイルを確立して行きました。
ちなみに今使っている私の名刺はコレです。
お客様を取材して名刺を作る利点は、仕事ぶり(過程)や仕事場を見せて貰う事で、依頼者さんが何を大切にしてお仕事されてるのかが分かる事ですね。この目で確かめずに希望だけ聞いてイメージだけで作ってしまうと、どうしてもズレが出るのですよ。
客観的に見たアナタ像を名刺に仕立てる事で、本当のアナタが表現できるものと考えています。本当のアナタを気に入って下さる人がお客様になってくれれば、こんな幸せな事はないんじゃないでしょうか。
あ、話が脱線しちゃいましたね。
はたらく名刺®︎は製作者である私自身が営業に悩んだ末に生まれた副産物。だからアナタの問題も解決できるんじゃないかな。変な話、アナタが何のご商売の人なのか? これすらも伝わってない事が案外多いのですよ。
「知ってたらアンタから買ったのに~!」
「だったらアンタに頼めば良かった~!」
こういうご経験、アナタにもありませんか?知らなかったばっかりに頼まなかった、頼まれなかった。この手の不幸な行き違いをこの世から一掃する事が私の目標です。私は広告宣伝に携わる身でありながら、実家の靴屋に対して何一つ役に立つ事ができず、みすみす倒産させてしまいました。
そんな苦い経験を糧に、頑張る商売人さんに「実力に見合った成果」を手に入れて頂くべく活動しております。
もし私が役に立ちそうだと思われましたら、ぜひお声掛けくださいね。アナタとお会いできる日を楽しみにしています。
平成25年5月1日 魔法の名刺屋 佐藤たかあき