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広告反響がアップする電話番号の載せ方

【カバー画像】安売りせず相見積もりで勝つ方法(塗装店・屋根工事店向け)

広告の反響をアップするにはどうしたら? 様々な工夫が考えられますが、電話番号の載せ方も例外ではありません。

整体院さん、法律事務所さん、ハウスクリーニング店さんなど、ローカルビジネスにおいて、お客様との最初の接点はお問合せのお電話であることが多いことでしょう。お客様はチラシ・広告・ホームページ等に載っている電話番号を見てお電話下さるワケですので、電話番号の載せ方1つで問合せが貰え易くなったり、逆に問合せを逃すなんて事も有り得ます。当記事ではローカルビジネスを営んでおられる方々に向けて「広告反響がアップする電話番号の載せ方」についてご紹介・解説していきます。

✅ この記事で具体的に分かること


✅ この記事を書いた人

塗装屋さんや屋根屋さんの安売りせず相見積もりで勝つ方法に詳しい広告デザイナー

新潟の魔法の名刺屋 佐藤 たかあき

営業〜現場までこなす自営業さん向けに売れる名刺を全国対応で作成するフリーランスの広告デザイナー。特に個人・小規模の塗装店・屋根工事店の職人社長さん達からの支持が厚く、名刺だけでなくチラシや看板のデザイン等も数多くお引き受けしています。販促に関するセミナーを全国12都県の商工会・商工会議所様などで述べ133回講演。中小企業庁「ミラサポ」販促専門家登録(平成28年~令和2年)


それでは、始まり始まり。

 

 

反響アップする電話番号の載せ方

❶ 大きく載せましょう

【イメージ写真】安売りせず相見積もりで勝つ対応方法

チラシ・広告・ホームページのゴールは「お問い合わせの電話」ですよね。そのゴールとなる電話番号は目立つように大き目に載せておくのがオススメです。チラシの場合はタイトルに次ぐ大きさにしておくと良いでしょう。「ゴールはここにありますよ」と分かり易くしておく事が大切。大きく載っていれば『電話すれば良いんだな』と見る人もすぐに分かりますので、すぐさま電話という行動に移して貰え易くなります。

小さくしか載っていませんと『電話番号どこ? まぁ後で探して電話掛けよう』と後回しになり、最悪のケースとして「問い合わせするのを忘れられてしまう」なんて事になりかねません。

今はあまり使われなくなった電話帳ですが、無料掲載の場合は「業種」と「住所」と「屋号」と「電話番号」が載っているだけ。でもこのたった4つの情報だけでお客さんって問合せしてくれるモノなのです。電話番号がいかに重要かがお分かり頂ける例ではないでしょうか。

 

❷ チラシは両面に載せましょう

【イメージ写真】安売りせず相見積もりで勝つ対応方法

両面でチラシを作成される場合、電話番号はオモテ面とウラ面の両方に載せておくのがオススメです。なぜかと申しますと、チラシをご覧のお客様がどっちの面を見ている時に『よし、ここに問い合わせをしてみよう!』と決意されるか分からないからですね。問い合わせに必要なのは電話番号ですので、お客様は問い合わせを決意したら紙面の中の電話番号を探します。両面どちらにも載っていれば探す手間ございませんでしょ。お客様に負担(ストレス)を掛けないって大切ですよ。片方にしか載ってないチラシも見かけますが、別にそれでも問題はございません。ただ「どちらにも載っていた方がより良いですよね」という話です☆

チラシにおける電話番号の掲載スペースは紙面の1番下が良いでしょう。ほとんどのチラシがそうなっていますので、見る人も電話番号を探す時は『下の方に載ってるだろう』と真っ先に見る場所ですのでね。

 

❸ ホームページは全ページに載せましょう

【イメージ写真】安売りせず相見積もりで勝つ対応方法

ホームページを作成される場合、電話番号は全ページに載せておくのがオススメです。お客様はどのページを見ている時に『よし!ここに問い合わせしてみよう!』と決意されるか分かりませんのでね。全てのページに電話番号が載っていれば探す手間が無くてスムーズです。デザインの雛形にもよりますが、全ページ共通のフレーム内に載せておけば1ページ毎に手作業で電話番号を載せる手間が無くて簡単です。

ホームページにおける電話番号の掲載場所は、1番下だけでなく1番上にも必要です。初見の1画面目で電話番号が出ていると『電話できるんだな』と分かりますし、掲載の市外局番から『地元の事業者さんだな』とも伝わりますのでね。

 

 

 

反響アップする番号周りの情報

❶ 受付時間・定休日も入れておく

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

電話番号の周辺には「受付時間」と「定休日」も載せておくのがオススメです。お客様がいざ電話しようとなった際に『今なら電話すると繋がるな!』と確信を持って掛けられますのでね。

 

❷ 土日祝・夜間でも受付OKにしておく

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

土日祝でも電話受付可能と載せておくのはオススメです。平日の日中は仕事等があるので電話したくても出来ない人もいます。業務対応自体は出来ないにしても、問合せ電話くらいは土日祝でも受け付けていれば機会ロスを減らせます。他社が土日祝の受付をNGにしていたら、OKの会社は入れ食い状態になるのではないでしょうか。

 

❸ 誰が電話に出るのかも載せておく

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

電話受付担当が誰なのか「担当:○○」と載せておくのはオススメです。お客様からすると『○○さんという人が出てくれるんだな』と、少しでも情報が多い方が安心感が高まって電話がし易くなる効果が期待できるためです。電話受付担当者さんの顔写真も載っていると更に良いでしょう。

 

❹ 一言目の言葉を載せておく

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

「チラシお見ましたとお伝え下さい」「ホームページを見ましたとお伝え下さい」等、問合せ電話の一言目のセリフを明示しておく事はオススメです。何と言って電話掛けるのがスムーズなのか迷ってしまうお客様もいらっしゃるでしょうし、最初の一言目が指示されていれば『こう言えば後は会社さん側の方でスムーズにナビゲートしてくれるんだな』と楽に電話できるイメージが持てますのでね。

 

❺ 個人店さんは転送対応も載せておく

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

個人店さんの場合は転送対応についても載せておくのがオススメです。明らかに1人で運営されてると思しき事業者さんですと、『日中に電話しても現場に出てて繋がらないのでは?』と思われて電話を遠慮されてしまう可能性も。例えば個人のハウスクリーニング屋さんとかですね。そのような機会ロスを防ぐ為に「留守の際は携帯電話に転送されます。作業中でもお電話には出られますので遠慮なくどうぞ。」のようなコメントが添えてあると電話を掛け易くなります。

 

❻ 歓迎の姿勢が分かる一言を載せておく

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

電話する側からすると『面倒臭そうに出られると嫌だな』という心配があったりします。そこで、電話問合せ歓迎の姿勢が分かる一言を添えてみてはいかがでしょうか。

  • 「元気一杯明るい声でお電話に出ます。」
  • 「電話が鳴ると本当に嬉しいです。」
  • 「ワンコールでお電話に出ます。」

などなど。このように書いてあると『電話すると喜んで出てくれるんだな!』と思えて心理的ハードルがとても下がるような気がしますでしょ。

 

❼ 番号を語呂合わせに

【参考作例写真】安売りせず相見積もりで勝つ名刺

自社の電話番号が語呂合わせになっていると最高です。

例えばハウスクリーニング屋さんなら「0XXX-XX-2626(ツルツル)」、法律事務所さんなら「0XXX-XX-8341(優しい)」、整体屋さんなら0XXX-XX-1374(痛み無し)などが考えられます。番号を覚えて貰えるワケでもありませんが、お客様との接点作りを大切にしている感じがして好意的に受け止めて貰えるような気が致します。これから電話番号を取得されるのであれば、こういった語呂合わせを意識されてみてはいかがでしょうか。既に番号がおありの場合、何かしら自分の商売と結び付けた語呂合わせが作れないか考えてみるのも面白いでしょう。

 

❽ LINEでも受付可能に

自社専用のLINEを用意して、LINEでも問合せ受付できる状態だと望ましいです。

今時の、特に若い方は電話自体を嫌がる傾向があり、使い慣れているLINEであれば問合せしてくれる方が一定数おられます。LINEは電話と異なり相手の時間を奪う事なく要件が伝えられるため、事業者側にとってもオペレーション上のメリットがあります。

いかがでしたでしょうか。電話番号の周りに載せると良い情報も考えてみると沢山ありましたね。❼を除いて全て重要な情報ですので、電話番号の周りに上手にレイアウト・配置されてみてくださいね。

 

 

 

反響がダウンする電話番号

番号によっては逆効果に働くモノがあります。本章では反響がダウンしてしまう代表的な電話番号を3つほどご紹介していきます。

❶ スマホの番号はNG

【イメージ画像】相見積もりを回避する方法

広告紙面・Webに載せる電話番号をスマホ(携帯電話)の番号にするのはオススメ出来ません。「固定電話に電話されても日中は事務所に居ないので、チラシに載せるのは必ず繋がるスマホ(携帯電話)の番号でいいかな?」そのようにお考えになるローカルビジネスの事業者さんもいらっしゃる事でしょう。そのお考えはとてもよく分かるのですが、固定電話の番号が載っていないと拠点が無い感じと言いますか、モグリ業者感が漂って怪しい感じがしてしまうのです。

スマホで問合せ電話を受けるにしても、広告紙面・Webに載せる電話番号は固定電話とし、スマホ(携帯電話)に転送するのが良いでしょう。転送にすると電話代がコッチ持ちになってしまいますが、そこまで長電話するワケでも無いでしょうから必要経費と思って負担しておきましょう。もしくは、固定番号とスマホ番号を併記するのも良いでしょう。スマホの方には「(代表直通)」と書いておけば、そっちに掛けてくれる人も一定程度おられるでしょうし、そうすれば電話代の節約にもなりますよね。

電話番がおられるような事業者さんであれば固定電話だけで勿論OK。個人的には、これだけスマホが普及しているのだから、固定電話なんて世界中から無くしてしまえばいいのに、と思わなくもないです^^

 

❷ IP電話の番号もNG

【イメージ画像】相見積もりを回避する方法

スマホと同様にIP電話の番号もオススメ出来ません。

最近目にするようになった「050」から始まるIP電話、どういった仕組みの番号なのか詳しくは分からないのですが、安価に導入出来る電話番号として一定程度普及しているようです。が、しかし、IP電話の番号はドコの事業者さんなのかが番号からは判然とせず怪しいです。しかも安価に導入できる事で詐欺的な事業者さんでの導入も目立ちますので「050の番号は詐欺」と認識されてる方も少なくありません。IP電話の番号を広告紙面・HPに掲載するのは「ウチは詐欺やります」と宣言してしまっているようなモノだとお考えになった方が良いでしょう。

って言うか今はLINEなどで無料通話が出来るので、そもそも通話料が発生する「電話」という仕組み自体がオワコンなのではないかと思わなくもないです^^

 

❸ フリーダイヤルもNG

【イメージ画像】相見積もりを回避する方法

ローカルビジネス(ハウスクリーニング屋さん、法律事務所さん、整体屋さん等)においてフリーダイヤルは不要です。通話料負担無しでお客様が電話できるフリーダイヤルは問合せ獲得に有効な手段であると言われてますが、私はその論には懐疑的です。いや、むしろ否定派。その否定理由は以下の通りです。

 

① フリーダイヤルだからと言って問合せは増えない

ローカルビジネスの事業者さんに問合せの電話をするお客様は地元の方々です。遠距離通話になるワケでもなく、そこまで長電話になるワケでもないのに、通話料金を気にする人が本当にいるのでしょうか? そもそもローカルビジネスにおいて、フリーダイヤルに変えたら問合せ数が増えたという例をこれまで1度たりとも耳にした事がありません。

 

② フリーダイヤルを好むお客はタチが悪い可能性あり

仮に通話料を気にしてフリーダイヤルを有り難がる人がいたとします。そんなセコイ人は実際にお仕事を依頼された際もケチなので見積り額に難色を示されたり、値切ってきたり、最後の支払いを渋る事さえ考えられますよ。フリーダイヤルにしていると、自らタチの悪い悪質顧客をむざむざと呼び込む事になるのではないでしょうか。そんなお客様は他所に譲ってしまいましょう。

 

③ 固定電話の方が地域密着感がある

固定電話を表示すれば市外局番から地元の事業者であると見た目で分かります。「0120」は地域に根差していないドコにあるのか分からない会社のような印象がありませんか? フリーダイヤルにする事でむしろ反響を落としている可能性さえ考えられます。地域密着ローカルビジネスのご商売にふさわしい電話番号は固定電話の番号に決まっています。

通話料を売り手負担にしたって大して喜ばれません。お客様を甘やかすのも良くありません。フリーダイヤルというのは、大手企業のお客様サポートセンターみたいな使い道が本来の姿でしょう。

以上、ローカルビジネスにおける反響アップする電話番号の載せ方でした。

 


本記事はこれでおしまいです。

電話番号1つ取っても注意点が結構ありましたね。とは言え、電話は広告のゴールですので、神経を使う価値のある部分ではないでしょうか。この記事が皆さんのご商売の一助になりましたら幸いです。
ちなみに当事務所は電話番号を公開しておりません。何故かと申しますと私は独り自営業なので、電話されてしまうと仕事の手を止めて対応しないといけなくなるんですよね。デザインの仕事って集中して一気に仕上げたいのです。仕事を中断されると非常に効率が悪いので、私へのお問合せはホームページ上のメールフォームからに限らせて頂いております。お客様にはご不便をお掛けしておりますが、ご理解を頂けたらと思います。

 

 

【おまけ】

チラシやホームページで重要なのは電話番号の載せ方ばかりではありませんよね☆


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