おはようございます。
県外のお客様の取材には泊まりがけで行く
新潟の魔法の名刺屋です。
(ちょっとした旅気分で楽しいお仕事です☆)
さて本題。
長野県松本市の塗装職人、原田さん取材レポート。本日いよいよ最終回になります。
> お家の塗替え専門
> 美しい仕上りが看板
> 株式会社 共立塗装(長野県松本市)
> https://kyoritsutosou.com
それでは早速どうぞ~☆
わたし:
はらださん、はらださん、
12~3年前に廃業状態だった共立塗装を再び立ち上げ直したとお聞きしましたが、最初はどうやってお客さんを掴んでいかれたのですか?
原田さん:
飛び込み営業しましたね。
ずっと職人でしたので仕事の取り方が分からず、思いつくのは飛び込み営業くらいでしたから。
でもやっぱり仕事なんて全然取れなかったですよ。
中には『何しに来た。もう1回来てみろ。警察呼ぶぞ。』なんて凄まれたりするような事もありました(汗)ワイシャツとスーツ着てネクタイして、パンフとカタログ持って。そんな姿でいきなり現れると詐欺に見えるらしいです。
皆さん言われるのは『塗りたい時はこっちから連絡するから』と。そりゃそうですよね(笑)
わたし:
うわ~、飛び込み営業はやっぱキツいですね(笑)
そしたらどうやって再開後の共立塗装を軌道に乗せられたのですか?
原田さん:
母親のツテでハウスメーカーさんや不動産屋さんから声を掛けて頂いたんですよ。
下請けでのお仕事にはなりますが、ハウスメーカーさんや不動産屋さんの仕事は厳格でして、下手な事をするとすぐに出入り禁止になってしまうんです。それで多分どこかの業者さんがヘマして誰か職人を探されていたようで『1度塗ってみて欲しい』と。
それで現場に入らせて頂いたら、『そこまでやるのか。あいつすげぇな』と気に入って頂けたようで、そこからずっとご指名でお仕事が頂けるようになりまして軌道に乗せる事ができました。
僕としては当たり前の事を当たり前にやっただけなんですけどね。以前の業者さん達はどうもそうではなかったようです。
わたし:
はらださんはドコに行っても仕事ぶりを気に入られてしまうのですね☆
今でも下請けでのお仕事がほとんどですか?
原田さん:
いえ、今は独自のお客様と半々くらいですかね。
今後は独自のお客様の比率をもっと高めて行きたいと思っておりまして、佐藤さんにお声がけさせて頂いたのもそういう理由です。
下請けでのお仕事ですと予算も工期も厳しいので、本当にちゃんと塗ろうと思ったら10時・15時の休憩はおろかお昼ご飯を食べる時間も無いですよ。それこそ1日中足場の中を飛び回るようにしてやってまして、30代の頃は良かったですが40を過ぎてから「こんなやり方してたら身体がもたないぞ」と。
それで徐々に下請けでのお仕事比率を下げて行きたいなと。
わたし:
そういう事でしたか。
ところで今日の現場ですが、不思議な塗り方をされておられますよね?
タイルを1枚1枚塗ってるように見えますが?
原田さん:
そうなんです。
普通は外壁の塗替えだと1色でバーっと大きな面積を一気に塗って行くのですが、ここはタイル目地を残すだけじゃなくてタイル1枚1枚の色を微妙に変えて塗ってます。
目地を残すだけでいいならそういう工法はあるのですが、1枚1枚色を変えるとなると、本当にタイルを1枚づつ塗るしかないと。
塗った後から微妙に汚しを入れたりハイライトを入れたり、元の状態を再現するのは容易じゃないですよ。めっちゃ時間かかる(笑)
多分こんな塗替えを引き受ける塗装屋さんは他に無いんじゃないですかね? やりたくても出来ないでしょうし。私自身もこんなの初めてですから。
わたし:
大変だ~。
どうしてまたそうする事に? 張り替えてしまった方が良いのでは?
(左:塗替え前 右:塗替え後)
原田さん:
実際にはタイル調のサイディング外壁材なのですが、こちらの家主さんがこの外壁材に大変な愛着を持っておられまして、ならばどんなに手間が掛かっても丁寧に仕上げて完璧に復元して喜んで頂こうかと!
普通に塗るよりは割高になってしまいますが、張り替えるよりは安いですしね。
家主さんにも途中経過を見て頂いてますが『原田さん凄いわ!』って有難いご評価を頂いております。
わたし:
はらださん、半端ないですね!
私も名刺を作るためにわざわざ取材に出向いたりして『そこまでする!?』みたいに驚かれる事はありますが、原田さんには負けましたわ。
んじゃ良いお話たっぷり聞かせて頂いたので、取材はこれにて切り上げさせて頂きます。お名刺のデザイン、楽しみにお待ちください☆
そんなワケでございまして…
いえい♫
原田さんの取材レポートは以上で終わり。
3日間、お読み頂きありがとうございました☆
あ、そうそう…
いえい♫
ちゃんとお土産を買って帰らないと嫁さんにキレられるので、忘れずに買って帰りましたよ(笑)
(原田さん取材レポ、おしまい^^)