おはようございます。
パソコン1台で仕事している
新潟の魔法の名刺屋です。
(低リスクな商売してて申し訳ありません。)
さて本題。
植木業と牡蠣養殖の二刀流、佐渡の本間金五さん取材レポ。本日は第3話です。
> 植木業と牡蠣養殖業
> 株式会社 佐渡活|さどかつ
> https://sadokatsu.com
> https://kaki-shop.sadokatsu.com
それでは早速どうぞ~。
名刺屋:
ほんまさん、ほんまさん、
植木業は好調とのお話でしたが、牡蠣養殖の方はいかがですか?
本間さん:
お陰様で1年目の去年は豊漁でして「牡蠣養殖に挑戦したのは大正解だった!」と喜んでいたのですが、今年は10数年ぶりの不漁でして…(汗)
去年は10月くらいまで水温が高くてあまり大きく育たなくてですね、加えてクロダイが大量に加茂湖に入ってきてしまって食べられてしまったり。収量が少ない上に牡蠣も小さいという二重苦に見舞われております(汗)
やっぱりそんな簡単じゃない。良い年も悪い年もある。一次産業は自然の影響をモロに受けるんだなと痛感してます(汗)
名刺屋:
あらら、それは大変(汗)
水揚げされた牡蠣の行き先は?
本間さん:
6割が市場に、残りの4割が直販ですね。
でも今後は直販の方にチカラを入れて行きたいなと。
市場に出すと全量を買い取って頂けるので効率は良いんですけど、どうしてもアチラ様が値段を付けられるので利益率は低めになってしまいます。でも個人売買であれば中間マージンがかからず利益率が高いので、手間は掛かっても直販の方に注力して行きたいなと。
それを実現するオンラインショップが先月(2月)にオープンしたばかりです。とは言え今年は近年稀に見る不漁の年なので、3月前半ですでに終わってしまったんですけどね…(汗)
名刺屋:
加茂湖の牡蠣を直販されてる生産者さんって佐渡活さんだけなのでしょうか?
本間さん:
いえいえ。ウチの他に二軒くらい直販されてますよ。
他に佐渡産品の直販サイトに卸されてる方も何軒か。なので加茂湖の牡蠣がオンラインで買えるのはウチだけではありません。
でもやってみて思ったのは、食品関係の仕事をするのは衛生面がシビアですよね。まぁ当たり前の話なんですけど。保健所さんの指導とかも厳しいですし、お客さんの元に安全な牡蠣を届ける為にはほんと色んな事に気を配らないといけないので、市場に出すにしろ直販するにしろ簡単では無いですね。「これなら僕にも出来るかも!」と思って始めましたが、そんな甘くは無かったです(笑)ただ、お客さんの「美味しい!」の一言には非常にやり甲斐を感じていますので、頑張って行きたいですね。
名刺屋:
来年は豊漁だといいですね!
本間さん:
ほんとそうですね。
今は筏(イカダ)5台でやってますが、数年以内に10台以上に増やして収量を上げて行きたいと考えています。
でもウチの筏って半永久的に使える強化プラスチック製なので1台100万円以上して高額なんですよ。竹で組んでしまえば1台10万円くらいで作れてしまうのですが、台風とかで壊れちゃうこともあるんです。筏が壊れてしまうと牡蠣はほとんど引き上げられなくなってしまうんですよね。そのリスクを考えたら高くても壊れない筏を使う方がいいだろうと思いまして。なので少しずつ増やすしかありません。
名刺屋:
牡蠣養殖に使う設備は全て整えられたのでしょうか?
本間さん:
そうですね。一式は揃ったと思います。
漁船は中古で買いましたし、殻を洗う機械も買いましたし、桟橋から牡蠣小屋にコンテナを運ぶウインチも今年に設置しましたし、小屋内で使う水の塩分濃度を自動で一定に保つ装置も設置後の調整がもうすぐ完了しますし。
牡蠣養殖って基本的に家業なので先代から受け継いだ設備を使われてる方がほとんどですが、僕はイチから全部揃えないとなので大変でした。後は筏の数をもっと増やしていきたいです。ビジネスコンテストで優勝できて、補助金も活用できたので本当に有り難かったですよ。
名刺屋:
そう聞くと養殖って新規参入するにはハードルがめちゃ高いですね。
設備を揃える事からして容易じゃない。
それに引き換え私がやってる名刺のデザインって…
パソコン1台あれば出来ちゃうから参入障壁ほぼゼロ…(笑)
(次回に続く^^)